今からもう、よく考えておくべきだ。
いったい何に元どおりになってほしくないのかを。

※『コロナの時代の僕ら』(早川書房)より


イタリアの作家、パオロ・ジョルダーノさんが、新型コロナウイルス感染症が爆発的な勢いで広がっていた時に発した言葉です。

1918-20年のスペインインフルエンザ以来となる新型ウイルスのパンデミックは、日々の暮らし、地域社会、国内および世界の政治経済や保健医療、国際関係に大きな影響を及ぼし、私たちは今、大きな転換点に立っています。
 米国で感染者が相対的貧困層に偏ったことからも、社会的格差を縮める必要性は明らかです。私たちは、大きな転換点のその先には、格差を縮め、自治する力を強くし、環境問題に真剣に取り組むことがあると考えます。今、私たちの国では、人と人が距離をとるための先端技術の活用や、AI・ビッグデータ・IoT・5Gの推進による経済のV字回復が声高に叫ばれています。社会や経済のあり方は、ひとつの方向へ雪崩をうったように向かうのではなく、もっと多様な未来が語られる中で転換が図られること大切ではないでしょうか。
感染拡大の脅威は過ぎ去ったわけではありませんが、次の感染拡大の波に備えつつ、「アフター・コロナ(コロナ禍後)」の社会と暮らしのあり方について、おおぜいの多様な声を集めました。何に元どおりになってほしくないのか、新たにどんなことを目指すのか、共に考えるためのメッセージ集です。

アフター・コロナ100人委員会実行チーム

嶋崎量
(弁護士)
「生活時間を重視した働き方へのシフト」【動画】

上田昌文
(NPO法人市民科学研究室・代表理事)
「自然破壊をやめ地産地消に価値観を転換する」【動画】

裵安
(かながわ外国人すまいサポートセンター)
「誰ひとり取り残されない社会」
【動画】

杉田敦
(法政大学法学部教授)
「内向きにならずグローバルな連帯を」

梅林 宏道
(特定非営利活動法人ピースデポ特別顧問)
「先端科学技術と民主主義」

新藤 宗幸
(千葉大学名誉教授)
「権力への過剰同調から抜け出そう」

湯浅 一郎
(特定非営利活動法人ピースデポ代表)
「現代社会の脆弱性や矛盾が露呈」

丸谷士都子
(地球の木/ビビンバネット)
「弱い立場の人を排除しない社会に」

坪郷 實
(早稲田大学名誉教授、市民政策調査会代表)
「地域で金が循環し雇用をつくる仕組みの構築を」

金子 勝
(慶應義塾大学名誉教授)
「地域を分散型にする『分散革命』」

瀬畑 源
(龍谷大学准教授 日本近現代史研究者)
「今こそ公文書の作成・保存・公開の徹底を!」

東 理夫
(作家)
「社会を変えるのは、自分を変えることから」

新谷 のり子
(歌手)
「考え続けたこと」

磯野 昌子
(特定非営利活動法人 地球の木 理事長)
「『誰一人取り残さない』社会をめざして」

岡田百合子
(特定非営利活動法人ワーカーズ・コレクティブ協会 副理事長)
「地域力の重要性」

結城康博
(淑徳大学教授)
「介護人材不足の問題に社会全体で向き合う」

飯田哲也
(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所所長)
「私たちとこれからの世代のために社会をつくり直そう」

内海 宏
(㈱地域計画研究所代表取締役)
「コロナ後の社会についての提言」

神奈川ネット
佐々木ゆみこ(県議)
「人とのふれあいを無くさない」

神奈川ネット
山崎さゆき(大和市議)
「自分で考える社会」

神奈川ネット
根本さち子(逗子市議)
「プライバシー権が侵害されない仕組みを」

神奈川ネット
小室卓重(横須賀市議)
「命と人権が守られる社会」

神奈川ネット
安立奈穂(鎌倉市議)
「大切なものに気づく」

神奈川ネット
くにかね久子(大和市議)
「農業、ものづくりを支えたい」

神奈川ネット
谷津えみ(藤沢市議)
「環境と人に負荷をかけない、分かち合う社会に」

神奈川ネット
布瀬めぐみ(大和市議)
「市民社会を強くするチャンス」

神奈川ネット
保坂れい子(鎌倉市議)
「コロナ禍の前に戻さない」

市民メッセージ

本質的で不可欠なこと

教育は、学力ばかりでなく、一人一人が自分の責任に於いて行動できるような人間作りを。

市民メッセージを見る
自立と連帯を

気候変動の影響等により、地球規模で多種の災害が予想される。もたれあいでない、自立した人と人とのつながり、国と国とのつながりがいっそう求められている。

市民メッセージを見る
人間活動の領域 ——奢らず、思慮深く

地球に生きる私たち 地球には多様な生物が、それぞれ居心地の良い環境で生きている。人間は己だけの快適を求め、他者の住む境界を侵し、破壊による成長は共存のバランスを崩した。目先の便利さに飛びつき、地球を壊すことに加担しない。

市民メッセージを見る
To be local ——地域に根ざす&分散型社会をめざす

海外依存からの脱却を 食糧、生活用品、医療品など、海外依存から脱却するために、国産品を選んで購入する意識を広げ高める。国産品の利用を増やし、生産量を増やしていく。日本の良さ、大切さを皆で共感し分かち合う社会をめざす。

市民メッセージを見る
自治への意志と管理・監視の強化への危惧

自粛警察の意味を問う 自粛警察は何を意味しているのか? 正義の味方面をした価値観の押し付けが、世間体を大事にしてきた日本でこれまで以上に幅を利かせる事態だけは、何としても避けたい。

市民メッセージを見る
子どもたちや弱い立場・厳しい就労環境の人への視点

保育士にPCR検査を! 3月来、行政からの行事や登園自粛の要請を受け、卒園式などの行事の縮小を余儀なくされました。

市民メッセージを見る
前向きに生きる、ゆったりと生きる

時間的にも経済的にも心にも余裕のある生活を 死に物狂いで働かなくても生きていける世の中になって欲しい。 もっと時間的にも経済的にも心にも余裕のある生活を送れるように。

市民メッセージを見る
私は考え続ける、そして訴える

コロナ禍で問われたのは、国政を代表している方々に、国民から負託に応える立場と責任があるとは思えない安易な発言が多いことでした。世界的潮流の「新しい生活様式」を、善悪は別として私達は健気に受けとり、多くの人が一人ひとり自覚を持ってこれを乗り切ることを今も考えていると思います。

市民メッセージを見る

MENU