コロナ後の社会についての提言

内海 宏
㈱地域計画研究所代表取締役

コロナ後の社会とは、誰もが分断されることなく多元的な価値を相互に認め合う社会であり、ユニバーサル、環境共生、つながり、持続可能性をキーワードとするものです。
その意味では、人口減少や少子高齢化に伴う社会像とダブってくることも確かで、大規模・高密・集中型の対極をいき、小規模・低密・分散型の都市社会イメージが強まると考えられます。そこでは、在宅や近在での働き方への転換が少しずつ進み、余った時間を各人が興味・関心あることに費やし、ある人は地域活動に、ある人はNPO活動に精を出す、そんな暮らし方ができる社会です。わたし的には、時には都市の文化やにぎわいを楽しみながら、日頃は農地や樹林地等との関わりを地域で楽しむ、ゆとりとうるおいが感じられる活動が根付いている社会です。